当合唱団は活動を停止しました

　２０１９年（平成３１年）以来の総会を２０２４年（令和６年）５月２６日に開催しました。出席者は１７名（代表への委任３名を含む）でした。協議の結果大多数の団員の承認を得て当合唱団は活動を停止することにいたしました。

　これまで当合唱団をご支援くださった皆様、当合唱団の演奏会を楽しんでくださった皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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　その昔、故阿部昌司先生の東京での演奏会に集まった人たちが、定期に演奏会を開催する目的で平成８年（１９９６年）に東音会として男声合唱団を（東音会合唱団）立ち上げました。
　当時の音楽科教諭の佐藤博夫先生を指導者に依頼し、平成１０年（１９９８年）に第１回演奏会を開催、その後隔年に演奏会を開催し、平成３０年（２０１８年）の第１０回記念演奏会まで、東音会合唱団としての華々しい歴史が作られました。
　そして新しい一歩となる第１１回演奏会を令和２年（２０２０年）４月１９日に開催すべく、１月には山東音楽部への協力依頼も済ませ、また各方面への協賛依頼、ポスターやチラシの印刷も完了、後はプログラムの手直し、印刷依頼をするところでした。が平成２０１９年１２月に発生した中国コロナ禍に見舞われました。それでも開催に向けて練習会を計画しましたが、感染者とその死者の爆発的な増加により、参加人数が減り続けました。日々変わり続ける報道や市、公民館等の対応により、練習場所の確保や感染予防対策、その都度の葉書連絡に大変な労力を強いられました。結局は延期ということになりました。その渦中もフェイスマスクや消毒スプレー、簡易体温計の準備や木曜会合唱団への賛助出演者の募集等、２０２１年の開催に向けて尽力してきたつもりです。その開催も延期になりました。２０２２年の定演も当然のことながら練習不足で不可能となり、ホームページには「無期限の延期」と掲載しました。
　その後も長い期間練習を中止しました。集まれる人が集まって話し合いを持ったり、歌ってみたりはしました。秋頃になり徐々に練習を再開する合唱団も現れ始めました。市民合同音楽祭も再開されました。が、東音会合唱団からの参加者は数名でした。２０２３年１月から月２回の練習会を、練習日の決定、会場の予約、楽譜の準備、伴奏ＣＤの作成等、第１１回定演の実現に向けて努力してきました。
　２０２０年の第１１回定期演奏会がコロナ禍で無期延期となり、何とか開催したいとそれだけで過ごした４年間でした。音取りや伴奏ＣＤを作成し、何度かの再開、中止を繰り返し、集まれる人だけでもと２０２３年の１月から月２回という練習を再開しました。その活動が細々と続いてきました。
　が、かつてのような演奏会はもはや不可能ということがはっきりした期間でした。そこで平成３０年（２０１８年）の第１０回記念演奏会を一つの区切りとして、東音会合唱団の２８年という歴史に幕を下ろすことといたします。２０１４年に入団し、２０１７年から団長に推され、その任を果たそうと努力してきましたが、高年齢化やコロナ禍等による団員に減少には抗えず、山形東高音楽部を卒業し、団員として活躍なさった方々、故人も含め、その皆さんに対して申し訳ないという思いを抱きつつ、ご報告申し上げます。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東音会合唱団代表　荒井　徹